業務内容｜（株）清掃互助会

（株）清掃互助会の業務内容

▲本場の正門入口から

▲東部の正門入口から

▲業務会議（本場）

▲業務会議（東部）

　「食の大阪の顔」ともいわれる大阪中央卸売市場（大阪市福島区）＝本場と、東部市場（大阪市東住吉区）で、市場内の美化・衛生状態の維持のための清掃業務を行っているのが、㈱清掃互助会です。市場内で組織されている衛生組合から委託され、「いつも快適で美しい市場」を維持するために、従業員が業務に当たっています。

　㈱清掃互助会は１９６４（昭和３９）年に互助会として発足し、１９６９（昭和４４）年５月１日に法人化しました。本場では１日37トン、東部市場では27トン近くのごみが排出されます。この分量はなかなか見当がつきませんが、大阪府域のベッドタウンといわれる人口11万人規模の市で排出される量の約80％程度に当たります。

　業務の具体的内容はごみ処理室の清掃･整理･分別指導、市場棟内の清掃、ごみ室の清掃・整理、ドラムの使用頻度を高めるための投棄・分別指導、市場棟廊下・階段・エレベーター・エスカレーターの清掃などを行っています。同時に、ターレットや軽自動車、フォークリフトなどを使い、市場から排出されるごみの減量対策と衛生確保、環境美化、リサイクルの効率化、効果的なごみ処理のための分別に取り組んでいます。

ターレット車

　▲ターレット車

▲フォークリフト　　　　▲軽自動車

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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卸売市場の分別とリサイクル

　卸売市場から発生するごみは、野菜やくだもの、魚などの切りくずやヘタから、輸送時に使われたダンボール、発泡スチロールのトロ箱、木製や化学樹脂製のパレットなど、さまざまです。このうち、卸売市場では一般ごみといわれるものは回収し、発泡スチロールや廃パレット、ダンボールなどは再生利用のため、分別処理しています。1日平均で発泡スチロールは毎日カゴターレット車で本場40台分、東部市場30台分、パレットは本場で500枚、東部市場で250枚、１斗缶（いっとかん）は本場で30個、東部市場で250個などが出ます。

分別について　

発泡スチロール（本場）

発泡スチロールは決まった場所に集められ、200度の熱でとかされ、かたまりにされます。カセットテープのケースなどに再生されます。

▲回収

　▲破砕

▲溶融

▲溶融取り出し

▲インゴット

発泡スチロール（東部市場）
　東部市場でも本場と同様の手順でインゴットが作られ再利用されています。

▲回収

▲破砕

▲溶融

▲溶融取り出し　　　　　　　▲インゴット

木製パレット　（本場・東部市場とも）

木製パレットなどは回収し、チップ化されて、再生紙などにリサイクルされます。

▲フォークリフトで回収

▲フォークリフトで集積

ダンボール

ごみ処理室に集められたダンボールは、とかされて再生紙やトイレットペーパーに変身します。

▲本場

▲本場

▲東部市場
PPバンド・梱包用ラップ・一斗缶圧縮

▲PPバンド・ラップを圧　縮　（本場）

▲一斗缶圧縮加工(本場)

▲PPバンド・ラップを圧　縮　（東部市場）

▲一斗缶圧縮加工
　(東部市場)

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分別収集された物はリサイクルされて何に生まれ変わっているのかナ

ガラスびん

● 白色・茶色ガラスびんはガラスびんに。その他ガラスびんは造粒砂（舗装用骨材　）に。また、ビー玉・おはじきに。

● ビールびんは洗浄してビールびんに、一升びんは洗浄して一升びんに。
ペットボトル

● 衣類・カーペット・食品用トレイ（卵パック等）に。

● 洗浄してペットボトルに
ペットボトルキャップ

日用雑貨・おもちゃに。発展途上国の子どもたちにワクチン接種支援活動に。
アルミ缶

アルミ缶に。少量は自動車部品（エンジン部品やホイール）に。
スチール缶

スチール缶に。少量は鉄骨・鉄筋橋梁等の建築土木資材に。
木材廃パレット

燃料チップ・製紙用チップに。
ビニール廃パレット

プラスチック板やビニールパレットに。
プラスチック容器

プラスチック板やゴミ袋・プランターに。
ＰＰバンド

ＰＰバンドに。
ラップ

黒ゴミ袋に。